独断と偏見で、EC業界を考えてみる2015年

実はすこーしEC業界にいたり、ECサイト作ったりしていました。zozotownさんがちやほやされているあたりでしょうか? 正直通販で、服を買う人の意味がわからなかったのですが、最近服どこで買います?という話をすると「ECで買いますよー」という回答がホント増えました。自分も気づいたらamazon点で気軽に買い物したり、ECに対する意識は変わってました^^;

日本全体で見ても、EC業界は今後も成長見込みで、経済産業省電子商取引実態調査によれば、平成 25 年の日本国内の BtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模は、11.2 兆 円(前年比 17.4%増)まで拡大したとのこと。前途多難な日本においても、数少ない伸びる業界のひとつだと思ってます。日本だけでなく、EC業界自体色々新たな流れ&海外も面白い動向だったので、自分用にメモメモ。

「ECって何??

ECとは、Electronic Commerce (エレクトロニック・コマース)の略で、電子商取引のことです。まあやっぱり長いんで、【EC】と表記されることが多いですかねー。

「電子商取引? わかりづらい!!!」


って人もいると思うんで、カンタンにいうとインターネット上で、商品(というか何でも)を売ったり買ったりすること。ですかねー。すべでの売買をネット上で完結出来る為、物品だけではなく、デジタルな売買も盛んに行われるようになりました。

例えば、ストックフォト(例:pixta)や、電子書籍(e-bookjapan)や、株・FXなどの金融商品のオンライントレード(楽天証券)、ネットオークション(ヤフオク)なども、広い意味では、ECの一つといえます。まーネット上で、売買なんてなんでも入っちゃいますよね。ちなみに野村総合研究所さんのB2C EC市場の定義は、

「インターネット経由で一般消費者向け商品・サービスを販売する市場を対象とする。携帯電話端末・スマートフォン、タブレット端末など、携帯電話回線を介したネット経由の商品・サービスの販売(モバイルEC)も含まれる。ホテル予約のように、実際の決済は実店舗で行われ、ネット上では完結しない予約型の商品・サービスも、市場規模に含む。ただし、自動車や不動産におけるネットを介した見積もり依頼や各種申し込みのように、最終意思決定や契約がネットで完結しないものは市場規模に含めていない。また、オンライントレードやネットバンキングなど、金融サービス市場、ネット経由で購入するデジタルコンテンツ(音楽、映像、eラーニングなど)市場およびネットを介した公営競技やオークションの市場も含まれていない。」

ながい。。要は決済で完結する商品・サービス全般で、それ意外はECとは定義しないよだそうです。

B to C とは?

ちなみにさっき出てきたBtoCとありましたが、企業と個人(消費者)間の商取引、あるいは、企業が個人向けに行う事業のことを指します。Business to Consumer(ビジネストゥーカスタマー)の略称ですね。消費者向け事業が主体の企業のことをB to C企業ということもあります。

ちなみに企業間の商取引、企業が企業向けに行う事業のことを「B to B」(Business to Business、B2B)などといい、企業と公的機関の商取引、または、企業が公的機関向けに行う事業のことを「B to G」(Business to Government、B2G)といいます。これは、EC業界限らず知っておくべき用語ですね。あとEC業界で注目されているのは、消費者同士の商取引Consumer to ConsumerのCtoCが大変注目されています。

EC業界規模とこれから

さっきのまんまですけと、経済産業省電子商取引実態調査によれば、平成 25 年の日本国内の BtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模は、11.2 兆 円(前年比 17.4%増)まで拡大しています。
で、これからはというと、野村総合研究所さんの「2020年度までのIT主要市場の規模とトレンドを展望」によるとB2C EC市場は、10兆円を大きく上回り、2020年度には25兆円を超える見込みだそう。

2014年の11.2 兆 円から、6年後には2.2倍の25兆円に成長する業界!!

。。。素敵すぎる。理由は、スマートフォンやタブレット端末の普及に伴い、時間や場所を問わずにECを利用することができるようになってきたことが、市場の成長を後押し。また従来からECが利用されてきた書籍や電化製品だけでなく、生鮮食品や、ファッション、医薬品をECで購入する消費者が増えていくとのこと。

Eコマース業界 企業ランキング

で、やっぱり気になるのは、この有望な業界のおすすめ企業ですが、

国内第一位 Amazon(意外と儲かってない?ECの巨人)

やっぱりここはAmazon来ましたね〜売上高7兆5941億円(日本は7791億円)。営業利益は759億円。自分もヘビーユーザーですが、特に書籍が強みですね。ただ気になるのは営業利益。たったの1%です。これは普通の企業なら相当やばいです。粗利が小さく、さらに営業費用が売上と比べれば、いかに利益が非常に小さいことが分かります。

アマゾン・ドットコムのCEO(最高経営責任者)ジェフ・ベゾスは、自動操縦のドローンで空中から商品を配達する「プライム・エアー」、プラットフォームの強みを生かした電子書籍のKindleそしてタブレットそのものまでてがけ、グーグル・ファイナンスによれば、2014年1月のアマゾンの時価総額は1814億ドル(約19兆円)、従業員8万8400人と、世界的大企業には間違いないでしょう。ただ「顧客第一主義」に徹底したこだわりをもっており、「顧客第一」=amazonの営業利益は、今後も劇的な躍進には、少々微妙な気がします。ただ自分も使っているので、応援してますAmazon!!!

国内第2位 楽天(営業利益率高めな有望?企業)

そして国内第2位は楽天です。楽天といえば、言わずもがな国内大手ショッピングモールの楽天市場ですね。国内インターネットユーザーにおける会員数の比率は90%を超えるというモンスターサイト。売上高5185億円(楽天市場は1372億円)流通総額は前年比13.7%増の2.01兆円と躍進中。ちなみにロイターで楽天の営業利益 初の1000億円超で話題になっていました。2015年2月12日発表した2014年12月期連結決算(国際会計基準)は、本業のもうけを示す営業利益が前年比17.9%増の1063億円と、初めて1000億円の大台に乗せたとのこと。拡大3年前からモバイルに力を入れ、用意周到にできたところが大きいと三木谷浩史社長。また楽天の業績推移で、おおっ!って思うのは、連結営業利益推移。2013年4月には12.9%だったのが、19.1%と大幅に収益率を高めています。まあ結構出店店舗への手数料もエグいので、いい意味でも悪い意味でも儲かっていそうです。

ただ順風満帆とはいえない一面も。楽天24はamazon、アスクルのロハコにおされ、苦しい立場になっています。また今までのモール型ビジネスモデルからの新事業の流れは、出店企業から、日本での事業は頭打ちではという疑念を抱かせている。また海外展開も思う様に進まず、今後の課題は山積しているのか?

国内第3位 Yahoo(ヤフー) これぞeコマース革命?

第3位はYahooということで、万年3位だったyahooが出した一手に、業界が震えましたね。何をしたのかといえば、記憶に新しいYahooショッピングの出店料金、販売手数料の無料化です。正直この衝撃は今でも覚えています。施策としては「無料」を挙げ、Yahoo!ショッピングではこれまで有料だった出店料(初期費用2万1000円、月額費用2万5000円)と、売上ロイヤルティ(売上の1.7~6.0%)を無料化すると説明。ヤフオク!についても、ストア出店料(月額1万8900円)や個人の出品時の手数料(10.5円)を無料しました。Yahooは売上高3862億円(eコマースは9983億円)営業利益は1974億円、取扱高3227億円。大変な優良企業な上に、こういった施策が出来るのはホント尊敬できます。

ちなみに自分はひねくれているので。。。初めて聞いたときは、

「すごい!! けどどこで儲けるの?」とか考えます。

まあ結果は広告収入だそう孫さんは「広告を中心にしていこうと考えている」として、現在もショッピングやオークションで、出品商品を目立たせるための広告商品を展開しているが、無料化=出品者数が増えることで、広告商品へのニーズが高まることに期待したいとのこと。すごいですね。これだけ儲かを出していながらも、さらに勝負かける。素敵です。と思ったら下記はかかるみたいです。Tポイント原資:1%  &Yahooのアフィリエイト関連です。

費用項目 内容
アフィリエイトパートナー報酬原資 報酬率を販売商品価格の1%~50%(1%は必須) アフィリエイトパートナーサイトに支払われる成功報酬
アフィリエイト手数料 アフィリエイトパートナー報酬原資の30% バリューコマースからパートナーサイトへの支払いに対する手数料

まーそれでも売れなければお金が発生しない=リスクゼロとも言えますね。これならあり!

将来性

野村総合研究所さんの「2020年度までのIT主要市場の規模とトレンドを展望」によるとB2C EC市場は、10兆円を大きく上回り、2020年度には25兆円を超える見込みだそう。スマートフォン・タブレットの普及は、今までECには、関わりのなかったユーザーも取り込みつつあり、まだまだ伸びしろあり! LINEがeコマース事業に参入したのは記憶に新しいですね。スマートフォンアプリのLINEモール・メルカリなど新しい波が来ているので、ますます市場も拡大していくと予想されます。詳細は下記!

EC業界のダークホース? スマートフォンアプリ勢

LINEモールだけでなく、様々なイケテル企業が多くなってきました。

mercari (フリマの新時代?)

mercariはCtoC()のフリマアプリで、商品は全て、スマートフォンから出品・購入ができるという優れものです。あのテラスハウスの出演者を起用したCMされてから、若年層を中心に認知された模様。広報担当者の目線さすがですね。公開1年でDL数は350万DL、月間流通額は10億円のまーいけてる企業といえそうです。

WEAR 服装がださい人必見

良く単品はいいのに、コーディネートが難しいとかありますよね? WEARはその名の通り、人気ブランド、アイテムの着こなしが見れるファッションコーディネートアプリです「WEAR」。ただのコーディネートだけだと、収益にはなりませんが、ここから掲載されているアイテムに似ている商品を、あのZOZOTOWNから探して購入することも可能になっています。

ついで これからECサイト始めたい人向け

EC業界は凄い!右肩上がりだーすげーとかいいますが、ECサイト運営自体は、実感そうかなーとおも思います。理由は、ECサイトを運営している人とお会いする機会が多いのですが、

「黒字ですねえ売れてますねー(ぐへへ)」

ってパターンと

「いえ全然ですw  とりあえずやってます (# `)3′)▃▃▃▅▆▇▉血反吐」

なひとにバッサリ分かれる印象。やはりこの記事をみていただいて、最後まで見ていただいた方は少なからずECに興味を持ってる方だと思うので。。もしECサイトに興味があるかたは、ぜひ無料出店から初めてください。下記は無料でECサイトが作れるサイトをご紹介

全てが無料のECサイト構築ならひとまずBASE

なんと日本経済新聞にも掲載されたBASEをご紹介。ちなみにアプリにも対応しているので、まずECサイトを作りたい!ならBASEは良さそう。
初期費用・月額利用料0円からはじめるネットショップ。専門知識不要



無料でオシャレなオンラインストアならSTORES.jp

BASEと双璧をなすのはSTORES.jpでしょうか。お洒落なテンプレートが多く女性に人気がありそう。こちらも完全無料なので、まずはお試しあれ。
無料でオンラインストアを作る




売れてきたらカラーミーで、リスティング・アフィリエイトの二点セットで、少なからず売上に貢献できると思います。あとは対象ページのSEOを中長期的にやれれば理想ですが、それでもすぐに結果をだすならリスティング・アフィリエイト地道にやるのがいいかと。楽天も収益の高さも出店料も多いに関係あると思いますけど、正直売上もかつかつでさらに料金とられるのはちょっと大変だろうなーとすみません。余談でした^^

次回はなに書こう。アニメ業界とかにしようかなー

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