いやーApple Watch(アップルウォッチ)発売後こそ、話題になったものの、アメリカでは2015年6月からは売り上げが急落するなど少し不調気味ですね。今までのスマートフォンの延長というよりは、新しい体験を提供できなければ、意味ないなーとか思ったり。ただ今後の伸びる業界の一つなのでご紹介。
そもそもウェアラブル端末とは?
身につけて持ち歩くことができる情報端末の総称です。平成26年度総務省【情報信白書】によれば手首又は頭に装着する端末が全体の3分の2ほどを占め、それらを端末の形態で大きく分類すると手首に装着するリストバンド型(腕輪型)もしくは腕時計型、頭に装着するメガネ型等に分類され、各社様々な形状を模索しているとのこと。
ICTがもたらす世界級パラダイムシフト
ICTとは、Information and Communication Technology(インフォメーション・アンド・コミュニケーション・テクノロジー)の略で、情報通信に通信コミュニケーションの重要性を加味した言葉のことを指します。全世界でウェアラブル端末の研究・開発が進められており、パラダイムシフト(その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化すること)by wiki がおきると言われています。
ウェアラブル端末の種類は?
リストバンド型
リストバンド型は腕に装着する形状のウェアラブル端末であり、1日24時間の常時装着も可能となるよう軽量に設計されている場合が多いです。心拍等のライフログの取得機能や加速度センサーを組み込み、歩数や移動距離等を計測する機能を実装することで、スポーツやヘルスケア分野との親和性が高いため、製品づくりも意識されてが各社複数発売されている。
Nike(アメリカ)Nike + FuelBand ※1
NTTドコモ(日本)ムーヴバンド2
Misfit(アメリカ)Misfit FLASH
Fitbit(アメリカ)Flex Charge
Jawbone(アメリカ)Jawbone UP
※1 というかNike販売停止になっているような。。AppleとNikeがフィットネスバンドFuelBandの性能について誤った情報を提供したことで消費者保護法に違反したとしてユーザーが2013年5月に申し立てたとのことで、あかんやつですね。
腕時計型
腕時計型はリストバンド型同様に腕に装着する形状のウェアラブル端末。リストバンド型に比べ様々な操作や情報の表示を可能としていることが大きな違いでしょうか。またBluetoothやNFCなどの通信機能を備えることでスマートフォン端末等と連携し、電話やメール、SNS等の確認や操作が行える端末も発売されています。
2014年3月には米国Googleがウェアラブル端末向けのプラットフォーム「Android Ware」を発表しており、スマートフォン同様、腕時計型端末の発売が複数のメーカーから予定されている。同プラットフォームはモバイル端末用OSのAndroidをウェアラブル用に拡張したものであり、SNSやメッセージ等を通知機能・位置情報等を元にした周辺の情報をリアルタイムに通知する機能・音声操作機能にも対応する予定があるとのこと。下記はすでに販売されている腕時計型ウェアラブル端末になります。
Apple(アメリカ):Apple Watch
SONY(日本):SmartWatch2
samsung(韓国):GALAXY Gear
悲しいかなApple Watchが流行っていないといいましたが、それでもウェアラブル端末で言えばヒットだと言えそうです。また電池の減りが早いなどの課題があるものの、Apple Watch2の噂もでてきており、腕時計型・リストバンド型でもやはりApple Watchが台風の目になりそうです。
眼鏡型
さてご紹介したのはリストバンド型はヘルスケア。腕時計型はスマートフォン機能拡張のイメージですが、眼鏡型こそウェアラブルの真骨頂なのではと思ってみたり。ここでGoogle Glassのイメージをご紹介。
これをみてワクワクしない人はいないでしょう。いやー夢が広がりますね。
ちょっと古いですが、Google Glassの初期動画。もうなんかミニドラマが最後が素敵すぎて人生っていいもんですね的な空気になります笑
リンク切れてる風ですが、ちゃんと見れますw
本題に戻ると一般消費者向けの用途の可能性は未知数ですね。Google Glassはプライバシーの観点などからいったんは開発がストップしたものの、2015年6月に新たに「Project Aura」として開発が再開していたことが分かりました。また販売に関しては、電波監督機関である連邦通信委員会(FCC)の審査を通過する必要があります。FCCの公式サイト上で各企業から提出される申請書類が公開されていますが、リストの中にGoogle製「A4R-GG1」というデバイスが「Google Glass」の最新バージョンなのではと噂されています。こちらのサイトにも詳細記載されていますね。いや楽しみです。下記はメガネ型はもはや2社しかなさそうですね。
Google(アメリカ)Google Glass
SONY(日本)SmartEyeGlass
…こっちはGoogle Glass
こっちはSONY…
>SONYさん
…SmartEyeglassダサいですよ。しかも超絶ダッッッッサイです。。SONY関係者の方が万が一でも見る機会があれば、ランチに誘ってちらっというとかw
「技術すごいだろ? いけてるだろ?」という自己満足が透けて見えて、ああ。PC・スマートフォンに続いて。GoogleとApple先生に負けるのですね。という気分になるので、なんとかこうにか。全力の他力本願です笑
ウェアラブル端末の市場規模(販売予想台数)
MM総研は2015年2月5日、日本と米国のウェアラブル端末の市場に関する調査結果を発表しましたが、日本国内のウェアラブル端末の市場規模は、2015年度に134万台。その後も順調に拡大し、2020年度には573万台にまで達すると予測しました。ただみていて分かりますが、メガネ型ウェアラブル端末は、市場伸びは少なく、リストバンド・時計型が最も大きいといえます。
ウェアラブルEXPO
ウェアラブル端末の祭典といえば、ウェアラブルEXPOでしょうか。世界最大のウェアラブル専門展として、2016年開催では、世界中から前回比2倍の210社が出展が予定され、ウェアラブルソリューションから、IoT、AR/VR技術、最新ウェアラブルデバイス開発のための部品・材料など、ウェアラブルに関する全てが出展するとのこと。
会期:2016年1月13日[水]~15日[金]10:00~18:00(最終日は17:00終了)
会場:東京ビッグサイト
主催:リード エグジビション ジャパン株式会社
URL:http://www.wearable-expo.jp/
ウェアラブル端末業界の将来性・課題
現在ご紹介させていただいたものからさらに進化が見込まれます。リストバンド型では中国メーガーが低価格端末の供給を初めており、ウェアラブル端末への敷居も低くなりつつあります。ただ腕時計型に関しては、スマートフォンの着信・メール・SNSチェックなど新たな体験(市場)を開拓しているとは言い難いです。今後はVR市場の拡大と並行して、眼鏡型が有効利用されれば爆発的に売上が上がりそうですが、まだまだ(少なくとも2020年まで)未成熟な業界かもしれません。
うーむこの流れで次はVR業界でも書こうかな?