【AI業界】人工知能(Artificial Intelligence) が世界を変える日

AI(人工知能)は映画の話ではない

皆さん映画はお好きでしょうか? いままで多くの人工知能をモチーフにした映画が公開されました。例えばデル・スプーナー刑事役でウィルスミスが出演したアイロボット

ロボットが殺人を犯すミステリー作品『ハードワイヤー』のシナリオですが、2035年のアメリカ。ロボット工学三原則を組み込まれたロボットロボットが人を殺したのでは?
というよくある空想映画の扱いでした。

割と面白かったのですが、人工知能をモチーフにした映画は数多くありますが、映画・話題ともに取り上げられる機会が増えたように思います。AIについては、アップル音声アシスタント「Siri」などはご存知のかたも多いかもしれませんが、IBMの質問応答システム「ワトソン」などAI技術は金融や医療などの分野で既に商業利用されています。

アップル共同創設者スティーブウォズニアック・電気自動車テスラ・モーターズCEOイーロンマスク・天体物理学者のスティーブン・ホーキング博士などが、「主要な軍事大国でAI兵器の開発を進める国があれば、世界で開発競争が起こることは不可避。自律型兵器は明日のカラシニコフ(自動小銃)になる」と警告しました。

人工知能(Artificial Intelligence) ってそもそも何?

コンピュータを使って、学習・推論・判断など人間の知能のはたらきを人工的に実現したものですが、人工知能学会によれば、人工知能の研究には二つの立場があるとのこと。

一つは,人間の知能そのものをもつ機械を作ろうとする立場。もう一つは人間が知能を使ってすることを機械にさせようとする立場です。そして,実際の研究のほとんどは後者の立場にたっているとのこと。ただ前者の世界は、まさにマトリックスの機会に支配された人類(人間電池w)そのままですね。
恐ろしい。。

 人工知能カンファレンス

AI業界

2015年9月29日虎ノ門ヒルズで人工知能カンファレンス「WIRED A.I. 2015」が開催されました。

2045年、コンピューターが人類の知能を超える──。

未来学者レイ・カーツワイルが
特異点シンギュラリティ」と呼んだターニングポイントまで、あと30年。

人工知能が変える、雇用、ビジネス、ライフスタイル、
そして、生きるということ。

いま、急速に現実となりつつあるSFのような未来が示すのは、
人類にとっての発展か、それとも悪夢か。
来るべきA.I.社会で、日本は世界にいかなる貢献ができるのか。

震えますね^^;
ちなみに技術的特異点(ぎじゅつてきとくいてん、Technological Singularity)とは、人類が生み出したテクノロジーが、人類の予測を越えて急激に進展し始めるポイントのことだそうです。レイ・カーツワイル氏は、2029年までに、人類と同じレベルの人工知能が生まれ、2045年までにこの技術的特異点が訪れるとしています。

2015年でどこまで実現しているのか?

Siri ( Apple)

Siri社は2010年4月28日にアップル社に買収されました。DARPAによって立ち上げられた恐らく過去最大の人工知能計画であるCALOプロジェクトの分家筋にあたります。

シェフ・ワトソン(IBM)

IBMの〈コグニティヴ・コンピューター〉を利用した料理アプリ「シェフ・ワトソン」は、材料を入力すると、膨大なデータと自然言語処理能力を生かしてレシピを提案します。無限の食材の組み合わせを提案する人工知能を作ったのは、ラヴ・ヴァーシュニー|LAV VARSHNEYさん。1982年ニューヨーク州生まれ。イリノイ大学准教授。コーネル大学、MITを経て、2010〜13年にIBM Thomas J. Watson Research Centerのリサーチメンバーとして「シェフ・ワトソン」の開発に参画というエリートさんです。

ちなみに情報理論、集団的知性、信号処理、データ解析、神経科学、計算創造学などを研究/関心領域とするようで、創造性を数式で表現するという姿勢も幅広い知見の上で成り立つかもしれません。

あと10年で【消える職業・なくなる仕事】

ちょっと脱線。AIも『Google Car』など無人で走る自動運転車はUber・タクシー会社を通じて世界中行き渡れば、タクシーやトラックの運転手は仕事を失います。それを英オックスフォード大学でAI(人工知能)などの研究を行うマイケル・A・オズボーン准教授が、米国労働省のデータに基づいて702の職種がコンピューター技術によって自動化されるかを分析しました。その結果、今後10~20年程度で米国の総雇用者の約47%の仕事が自動化されるリスクが高いという結論だったそうです。

具体的な例としては、医療診断を行う医師は、ビッグデータを元に診断を下します。金融業界の株・先物トレーダーも大コンピューターがプレスリリースや決算資料を分析し、それに基づいた投資判断を下すことも可能になります。産業革命が身体を使う手作業を機械化することだとすれば、21世紀では認知能力を必要とする幅広い仕事を機械化できる可能性を秘めています。

・銀行の融資担当者
・スポーツの審判
・不動産ブローカー
・レジ係
・ホテルの受付係
・時計修理工
・バーテンダー
・ネイリスト
・カジノのディーラー

こちら以外にも多くの職が失われると言われています。ただ今後失われた人たちはクリエイティブなことを考える時間が増えるとのことでしたが、今までタクシー・トラックを運転していていきなり別の職種も酷な気がしてなりませんが・・先を見据えて職選びはできると理想ですね。

ぜひこちらのリクルートワークス研究所 【2025年の働く】を読んでいただきたいです。超高齢社会を迎えた2025年。労働市場はどうなっているのか。就業構造のシミュレーションから、個人と企業の「働く」を展望する。 雇用機会が喪失する悲観シナリオと就労機会が増える楽観シナリオから、楽観シナリオに近づくための道しるべをまとめたとのこと。

各社熾烈を極めるAI技術開発ブーム

Facebook

http://venturebeat.com/  みんなで撮った集合写真などを写っている人にシェアするときに、いちいち誰が写っているのかを確認するのではなく、人工知能が写っている友達を自動的に認識をして、ワンタップでシェアできるという機能に特化したアプリです。

リクルート   AI研究所を米国シリコンバレーに設立

リクルートは先日プレスリリースを出し、Google Research出身でデータマネジメントと人工知能の世界的権威、Alon HalevyがリクルートのAI研究所(RIT:Recruit Institute of Technology)トップに就任。研究本拠点も米国シリコンバレーへというながーい題名でした。研究内容は「産業界と生活者を結びつける「No.1のマッチングサービス」を実現し、生活者一人ひとりのポジティブな行動を支援していきます。」とあります。

確かにリクルートとのビジネスモデルは、BtoCマッチングモデルで、サービスもリクナビ・とらばーゆ・フロム・エーナビ・タウンワーク・はたらいく・フロム・エー ・ケイコとマナブ.net・旅行ならじゃらんnet・ゼクシィ・ポンパレ・SUUMO・カーセンサー・ホットペッパーグルメ・ ホットペッパービューティーなどなど名だたるサービスを抱え、全てトップと走るサービスとあって、人工知能のマッチングは喉から手が出るほど欲しいでしょうね。

TOYOTA 「人工知能技術」の研究・開発強化に向け新会社を設立

2016年1月に、人工知能技術の研究・開発の拠点として、新会社「TOYOTA RESEARCH INSTITUTE, INC.」(以下、TRI)を、米国カリフォルニア州の通称“シリコンバレー”に設立し、今後5年間で約10億ドルを投入するとのこと。プレスリリースはこちら。「TRIでは、事故を起こさないクルマ、誰もが移動の自由を享受できるモビリティ、高齢者の尊厳ある老後をサポートするロボットなど、人と協調できる人工知能技術の開発に取り組む。さらには、新材料探索・生産管理システムなど幅広い領域での応用に向けた技術開発を行い、社会に貢献したい。」と意気込みを述べた。

会社の概要は、以下のとおり。
会社名 TOYOTA RESEARCH INSTITUTE, INC.(トヨタ・リサーチ・インスティテュート)
所在地 米国 カリフォルニア州パロ・アルト
設立時期 2016年1月
事業内容 人工知能技術に関する先端研究、商品企画
運営予算 約10億ドル(2016年~2020年までの設立当初5年間での総額)
社員数 約200名規模(予定)

AI技術開発の目的は?

回相次いでAI研究所のシリコンバレーへの設立を発表したリクルート、トヨタの共通点は、いずれも「膨大データを持っている」ということです。人工知能こそ「データ」の蓄積が鍵となるため、Googleも日々街中で自動運転車をテスト走行しデータを蓄積しています。「データ」という点で強みを持つ日本企業もぜひ注目していきたいですね。

勝手にまとめ

というわけでつらつら人工知能について書いてみましたが、自分のためにもまとめ。人工知能を活用することで、様々な面で人の生活はより豊かになる可能性も高い。
反面、将来確実に機械に仕事を奪われる職種は存在する。

2025 年に向けては、人材不足と人材余剰が同時発生。「人が余っているの に、人が足りない」「仕事があるのに、仕事に就けない」などが課題となる中では、人工知能の影響はかなり大きい様な。。。とまとめきれなかった。。

こちらは別途更新予定です^^; 次はどんな業界にしようかなー

参考サイト

Whats AI

Business Journal

リクルートワークス研究所

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク