どうも僕です。数ある業界の中でももっとも親しみがある業界といっても過言ではないのでは? 就職・転職でも倒産リスクが少ないということで、採用倍率が高いことでも有名です。なんとか僕をどこか採用してください。
食品業界のランキング
さてやっぱり知りたいのはどこが売上が高いのか。ということでランキングは下記。
順位 | 企業名 | コード | 業種 | 市場名 | 売上高 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 日本たばこ産業 | 2914 | 食品業 | 東証1部 | 2.2兆円 | |
2 | キリンホールディングス | 2503 | 食品業 | 東証1部 | 2.1兆円 | |
3 | アサヒグループホールディングス | 2502 | 食品業 | 東証1部 | 1.8兆円 | |
4 | サントリー食品インターナショナル | 2587 | 食品業 | 東証1部 | 1.3兆円 | |
5 | 日本ハム | 2282 | 食品業 | 東証1部 | 1.2兆円 | |
6 | 明治ホールディングス | 2269 | 食品業 | 東証1部 | 1.2兆円 | |
7 | 味の素 | 2802 | 食品業 | 東証1部 | 1.1兆円 | |
8 | 山崎製パン | 2212 | 食品業 | 東証1部 | 1兆円 | |
9 | 森永乳業 | 2264 | 食品業 | 東証1部 | 6014億円 | |
10 | 雪印メグミルク | 2270 | 食品業 | 東証1部 | 5783億円 | |
11 | キユーピー | 2809 | 食品業 | 東証1部 | 5781億円 | |
12 | コカ・コーライーストジャパン | 2580 | 食品業 | 東証1部 | 5631億円 | |
13 | 日清製粉グループ本社 | 2002 | 食品業 | 東証1部 | 5567億円 | |
14 | ニチレイ | 2871 | 食品業 | 東証1部 | 5353億円 | |
15 | サッポロホールディングス | 2501 | 食品業 | 東証1部 | 5337億円 | |
16 | 伊藤ハム | 2284 | 食品業 | 東証1部 | 4811億円 | |
17 | 日清食品ホールディングス | 2897 | 食品業 | 東証1部 | 4680億円 | |
18 | 伊藤園 | 2593 | 食品業 | 東証1部 | 4655億円 | |
19 | コカ・コーラウエスト | 2579 | 食品業 | 東証1部 | 4404億円 | |
20 | キッコーマン | 2801 | 食品業 | 東証1部 | 4083億円 |
やはり有名どころばかりですが、驚くのは売上高の高いこと。うーむ羨ましい。
食品業界の課題はこちら
国内市場の減少は避けられず。。
業界規模を拡大し続けてきた食品業界ですが、今後の国内市場は減少すると言われています。その要因はまあご存知の通り、少子高齢化などにともなう人口減少=消費の減少です。
原材料は為替に左右されちゃいますよね
知っとるわ! だと思いますが、輸出産業ではないものの原材料の多くは海外から仕入れているケースが多いため、円高だと⭕️・円安だと価格高騰していまうなど、原材料の価格が影響を大きく受けてしまうため、為替の影響が受けやすいのもちょっぴり課題ですね。
食品業界への就職・転職
大手食品メーカーへの就職&転職に必要な事を現役社員がまとめてみた – レコメンタンク
こちらは現在食品業界でお勤めの方だそう。
営業職ももちろん高学歴は有利に働きますが、やはりコミュニケーション能力や体育会、大学での経験等、新卒採用においてメジャーな項目が明暗を分ける事が多いでしょう。
業界人としての感覚では、
- ビール会社:体育会、グローバル
- 味の素、乳製品:インテリ
- 製菓:クリエイティブ
- 食品素材:堅実、協調性
が好まれる印象を抱いています。
というわけで、営業職の方は食品業界でもあまり学歴は気にならなそう。あとは社風は参考になるかも?
食品科学、分析科学は専門性がダイレクトに活かせるのでさすがに強いです。
農芸化学は食品、衛生の単位が多いですし、生物工学はバイオと生物が学べる珍しい専攻なので、研究から生産まで対応できる隠れ優良専攻と言えます。微生物学も受けが良い学問ですね。
こちらも具体的ですね。ただすでにどこかの業界にお勤めの方は、今更。。感はありそうですが。大学生の方で、絶対食品業界➕技術職希望であれば、食品科学・分析科学などはいいかもです。
食品業界ニュース
東洋経済 食品関連記事なども参考になるかも。また下記も見やすかったですね。
ビールメーカー4社を含む主要食品メーカー20社の16年12月期第2四半期(中間)決算(一部11月期)が出揃った。連結売上では前年を上回る17社が増収、減収は3社となった。営業利益は赤字の1社を除き全社が増益(黒字転換含む)となった。なお、売上高の伸びは全社平均で1%程度であり、各社の体質改善の進展や原料安が影響したとみられる by 食品産業産業新聞社
今後の食品業界
課題でもありましたが、売上高の90%を国内市場に依存する食品業界は、少子高齢化を見越して、大手企業は海外シフト=買収や海外展開に本腰をいれており、そこまでの体力がない中堅企業は縮小する国内市場の中で、コスト削減を含む合理化を徹底するよう。また組織再編も進んでおり、2012年アサヒグループHDがカルピスを買収
というわけで、中堅はレッドオーシャンジリ貧日本市場での勝負となるので、なんとなく大手がいい!ではなく、新たな市場を切り開く海外総じて大手企業への就職がいいでしょう。ただ海外展開を命題とする大手食品企業は、グローバル人材養成に注力していくことは明白で、国内市場でしか通用しない社員とならない努力というのは必要かもですね。