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いやー今日は久々にタリーズで記事を書いております。上島珈琲もいいですがタリーズもたまにはいいかも。ただゲイシャブレンドがなくなったのは残念です。。笑
さてさて今回は何かと話題の証券業界をPick Upしました。証券と聞くと、高収入? 体育会系?株式とか難しそう〜とか色々思っちゃう方もいるでしょうがぜひご覧ください^^
株? 自分の生活には関係ないでしょ??
今そう思いましたよね笑 それでもニュースで【リーマンショック】というワードは聞いた事はないでしょうか。実は2009年の就職・転職に大きく影響しました。
失業者がどえらく増えたリーマンショック
リーマンショックとは、2009年当時、米国第4位の投資銀行だったリーマン・ブラザーズの経営破綻、そしてその後の株価暴落などを指します。国際的な金融危機の引き金となったため、アメリカのみならず文字通り全世界に影響した一大事となりました。
ちなみに破綻理由は、信用度の低い人(低所得者や、カード審査落ちちゃう人)向けに高金利で住宅担保貸し付けるサブプライムローンという商品を大量に保有していましたが、住宅バブルの崩壊で損失拡大しちゃうというなんだかなーという理由。だっさ。
ちなみに日本ではサブプライムローンに積極的に関与していなかったため、直接的な影響は当初は軽微でした。ただ金融会社では大和生命保険が倒産、その後のアメリカの景気減退、米国市場への依存が強い輸出産業の流れで、日本経済の大幅な景気後退へもつながりました。
それで? 自分とは関係あるの??

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さてさきほどの景気後退のお話をしましたが、こちらは中小企業省がまとめたリーマンショックの影響です。
有効求人倍率(求職者1人当たりに企業から何件の求職があったかを示す指標)は、リーマン・ショック前より低下傾向でしたが、リーマン・ショック以降は、更に低下傾向を強めました。完全失業率(職がなく求職活動をしている人の割合)は、リーマン・ショック発生以降、急激に上昇し、2009年7月には過去最悪の5.6%を記録することとなりました。
つまり求人は少なくなる為、転職する際、希望している会社・職種に就けなくなる事を可能性が大幅に高まったんですね。いや怖い。下記は中小企業省発表の求職者のアンケート結果です。はやり希望する種類・内容の仕事がないが急増しており、ほぼ全てのマイナス要件で上昇しています。

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さて本題 【証券】ってどういう意味??
証券(しょうけん)とは、一定の財産法上の権利・義務に関する記載がされた文書。その法的な効力に応じて証拠証券と有価証券に分類されるが、法令用語としては、有価証券のことのみを指すこともある。 by wiki
うーん。あっでも難しいですね笑
ひらたく言えば、財産上の権利を表す、株券・債権などのことをいいますね。
証券には2種類あり、株券などは有価証券とも呼ばれ売買の対象となります。証拠証券は、権利の証明をするという意味では同じなのですが、 証券そのものには価値が無く、売買の対象にはなりません。預金証書とか借用証書などが証拠証券になります。証券会社は主に有価証券を取り扱っているといえます。
証券会社って何やって儲けてるの?
証券会社は記述のとおり、おもに有価証券を扱っていますが、どこで儲けているかといえば、やっぱり手数料です。ただ収益構造は変化していますので、ここはチェック!
以前までは、株式委託手数料(あなたの代わりに株買ったり売ったりしてあげるからお金ちょーだい)でしたが、低コストのネット専業証券が大幅に躍進したため、元来の対面販売をしていた証券会社は、投資信託がメインとなっていきました。
投資信託ってなんかムズカそう。。でもない笑
「投資信託(ファンド)」とは、一言でいえば「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」です。参考:投資信託協会 そもそも投資信託とは?
まーひらたくいえば、投資運用の代行業ですね。ただ資産を他人に預けることになるので、注意必要です。サブプライムローンも金融商品でしたが、あれ借金の転売なので笑 そういったことに気づける会社を選ぶ事が大事そうですね。(偉そうでごめんなさい^^;)
証券業界いけてるランキング
第一位:野村ホールディングス 営業収益1兆8,318億円
第二位:大和証券グループ本社 営業収益6,428億円
第三位:三菱UFJ証券ホールディングス 営業収益4,877億円
第四位:みずほ証券 営業収益3,677億円
第五位:SMBC日興証券 営業収益3,185億円
いや〜野村ホールディングスの営業収益は2兆円弱と圧倒的。大和証券と2倍以上の差がついてます。まー証券業界とひとくくりにしても若干背景が異なるので、解説すると、野村・大和は、独立してますが、三菱UFJ証券ホールディングスは、三菱UFJフィナンシャルグループの100%子会社。みずほもみずほフィナンシャルグループが95.8%保有している子会社です。SMBC日興證券も三井住友フィナンシャルグループ100%の子会社です。
ちなみに良く噂で聞くのは、同じ金融といっても、銀行は“農耕型”、証券会社は“狩猟型”で、体質は水と油。故に銀証連携はなかなかうまくいかない――というのがこれまでの定説だそう。
大手2社の証券会社と、銀行がバックに控えてる証券会社と死屍累々な業界なのであります。(独立してても金融危機の時つぶれるのは中小なので、理想は上記5社に入りたいところ?)
証券業界 勢力図
いやこんなん野村ホールディングスでしょってことで、色々ざっくりみてました。
野村ホールディングスは、野村証券・野村アセットマネジメント・野村信託銀行などなどから構成されています。下記は、債券投資家向けの格付情報です。
野村ホールディングス株式会社(2014年10月9日付)
格付機関 | 長期格付 | 短期格付 |
---|---|---|
格付投資情報センター | A+(アウトルック:安定的) | a-1 |
日本格付研究所 | AA-(アウトルック:安定的) | ![]() |
Moody’s | Baa1(アウトルック:安定的) | ![]() |
Standard & Poor’s | BBB+(アウトルック:安定的) | A-2 |
Fitch Ratings | A-(アウトルック:安定的) | F1 |
野村證券株式会社(2014年10月9日付)
格付機関 | 長期格付 | 短期格付 |
---|---|---|
格付投資情報センター | A+(アウトルック:安定的) | a-1 |
日本格付研究所 | AA-(アウトルック:安定的) | ![]() |
Moody’s | A3(アウトルック:安定的) | P-2 |
Standard & Poor’s | A-(アウトルック:安定的) | A-2 |
Fitch Ratings | A-(アウトルック:安定的) | F1 |
野村信託銀行株式会社(2012年1月30日付)
格付機関 | 長期格付 | 短期格付 |
---|---|---|
格付投資情報センター | ![]() |
a-1 |
日本格付研究所 | AA-(アウトルック:安定的) | ![]() |
Standard & Poor’s | A-(アウトルック:安定的) | A-2 |
うーんぱっと見良質そうですが、格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)なんて、世界金融危機を引き起こした後の、米リーマン・ブラザーズにAの評価でしたけどね笑
S&Pの格付け「A」は、6番目に高い格付けで、自国への評価が甘いのか、適当なのか。。全ての格付けが適当ではないですが、そんな見方もありますよーと。参考:ロイターS&P、リーマンの高格付け維持への批判に反論
チェックワード
やっぱり証券業界=株式投資という意味ではNISAでしょうか。
NISA(ニーサ)とは小額投資非課税制度のこと。分かりづらいですが笑 カンタンに言えば現物株式・配当などは100万円までの元本が非課税との太っ腹企画。ちなみに短期売買する人もいますが、配当など長期保有の方がおすすめ。なぜって100万円って売買金額ならすぐですからね。。
証券業界 課題と動向
まず株式相場の大きく左右されるので、日本の株式相場が調子が良ければ証券業界も調子がいいとうまあ至極当然の業界です。またすでに記述していますが、証券会社の主な収益は対面の株式委託手数料が柱だったが、低コストなネット証券が台頭したことで、新たな収益が必要になりました。そこで株式委任の手数料から、投資信託の販売手数料がメインとなってきましたね。
今後も投資信託の流れはかそくするかと思いますが、
参考:日本証券業協会
参考:日本取引所グループ
株式投資・転職では?
やっぱり上位5社! 証券会社員は高収入というイメージがあるかと思いますが、まさにその通りで野村証券は1118万円(39.8歳)大和証券は995万円(38歳)などなど羨ましい数字がずらっとしていますね。
ただ体育会系なのは間違いないので、やはりそれ相応の覚悟をもって就職されることをお勧めします。あとかなりのハードワーク。。vorkersの野村証券の評価は、5段階中3.5と超有名企業の割にあまり高くありません。
2014年2月26日/日本経済新聞に発表された内容は下記。金融関連が多く銀行・生命保険・商社と名だたる会社が名を連ねています。そして気づかれたでしょうか。証券会社の名前は一社としてありません。
就職希望企業 総合ランキング(全体)1~20位
順位 | 企業名 | ポイント |
---|---|---|
1 | 東京海上日動火災保険 | 2957 |
2 | 三井住友海上火災保険 | 2909 |
3 | 三菱東京UFJ銀行 | 2040 |
4 | 三菱UFJ信託銀行 | 2004 |
5 | みずほフィナンシャルグループ | 1359 |
6 | 損保ジャパン・日本興亜損保 | 1351 |
7 | 三井住友信託銀行 | 1271 |
8 | 日本生命保険 | 1252 |
9 | 三井住友銀行 | 1246 |
10 | 第一生命保険 | 885 |
11 | 全日本空輸(ANA) | 720 |
12 | サントリーグループ | 713 |
13 | 住友生命保険 | 677 |
14 | 三菱商事 | 638 |
15 | 東日本旅客鉄道 | 625 |
16 | 日本郵政グループ | 566 |
17 | 伊藤忠商事 | 560 |
18 | JTBグループ | 557 |
19 | 明治安田生命保険 | 547 |
20 | あいおいニッセイ同和損害保険 | 499 |
<調査概要>
■調査期間:2013年12月2日~2014年1月26日
■調査方法:就職情報サイト「日経就職ナビ2016」会員のうち、調査対象大学に在籍する大学3年生・修士課程1年生 を対象に実施。インターネット上のアンケートで就職希望企業先をデータベースから5社まで選択してもらい、1位5点、2位4点、3位3点、4位2点、5位1点として計算し、点数の総合計で順位を決定。参考:[2014年2月26日/日本経済新聞]
まあ僕なら証券会社は避けた方がいいとお答えしそう。。ちなみに投資対象としても微妙ですね。。うーん。次はネット証券でいってみよう??