どうも僕です。
広告業界と聞けば、名の知れた大企業・有名人・CMなど華やかなイメージを持たれている方もいいかと思います。さらに国内1位の電通は2013年に、イギリス広告業界イージスグループを買収し、世界第5位にまで上り詰めました。
ただどうやら華やか・右肩上がりだけではなさそうですね。というわけで今回は改めて広告業界をピックアップ。
広告業界は何でお金稼いでる?
メディアの広告枠を広告主(クライアント、顧客)に売り、手数料(コミッション)を得るというのが基本的企業形態である。メディアをまたがるメディア・ミックス、マス・メディア以外も統一してキャンペーンを組み立てる統合的マーケティング・コミュニケーション(Integrated Marketing Communications)、インターネット登場後の相乗効果の追求(クロスメディア)や、その枠に載せる広告を効果的・効率的に制作指示するのも広告代理店の業務となっている。by 広告代理店 – Wikipedia
というわけで、広告業界は厳密には広告代理店を指しており、地上波テレビ・インターネット・新聞・プロモーションメディア(屋外広告・交通広告・折り込みチラシ等)などの広告を広告主に得ることで、いい感じでカモにして お金を稼いでいるようです。
日本の広告費はいくらくらい?
日本国内第1位電通がまとめた2015年 日本の広告費 – ナレッジ&データ – 電通では、2015年の日本の広告費を取り上げています。
「2015年 日本の広告費」は6兆1,710億円。
6兆円。。すごい額ですね。前年比100.3%総広告費は4年連続でプラス成長インターネット広告費が、2桁成長でけん引しているとのこと。景気が足踏み状態の中、4年連続で前年実績を上回っているので、リーマンショック・東日本大震災以外は、基本右肩上がり。すごい。。
日本の総広告費と国内総生産
日本の広告費 | 名目国内総生産(GDP) | 名目国内総生産に対する 日本の広告費の比率(%) |
||||
---|---|---|---|---|---|---|
(億円) | 前年比 (%) |
(億円) | 前年比 (%) |
|||
2002年(平成14年) | 57,032 | 94.1 | 4,991,470 | 98.7 | 1.14 | |
03年(15年) | 56,841 | 99.7 | 4,988,548 | 99.9 | 1.14 | |
04年(16年) | 58,571 | 103.0 | 5,037,253 | 101.0 | 1.16 | |
05年(17年) | 59,625 | 101.8 | 5,039,030 | 100.0 | 1.18 | |
06年(18年) | 59,954 | 100.6 | 5,066,870 | 100.6 | 1.18 | |
第 2 次 改 定 |
05年(17年) | 68,235 | 102.9 | 5,039,030 | 100.0 | 1.35 |
06年(18年) | 69,399 | 101.7 | 5,066,870 | 100.6 | 1.37 | |
07年(19年) | 70,191 | 101.1 | 5,129,752 | 101.2 | 1.37 | |
08年(20年) | 66,926 | 95.3 | 5,012,093 | 97.7 | 1.34 | |
09年(21年) | 59,222 | 88.5 | 4,711,387 | 94.0 | 1.26 | |
10年(22年) | 58,427 | 98.7 | 4,826,769 | 102.4 | 1.21 | |
11年(23年) | 57,096 | 97.7 | 4,715,787 | 97.7 | 1.21 | |
12年(24年) | 58,913 | 103.2 | 4,753,317 | 100.8 | 1.24 | |
13年(25年) | 59,762 | 101.4 | 4,790,837 | 100.8 | 1.25 | |
14年(26年) | 61,522 | 102.9 | 4,869,388 | 101.6 | 1.26 | |
15年(27年) | 61,710 | 100.3 | 4,988,965 | 102.5 | 1.24 |
グラフ化してみると、特に2011年からは好調な業界になりそう。
業界別の広告費では、各業界マイナスな所が多いものの、精密機械・情報通信・エネルギー・食品・交通レジャー・外食各種 の業界が広告費をかけていますね。
趣味・スポーツ用品業界何がったのかきになる。。。
広告業界ランキング
さて広告業界ランキングを紹介
国内ランキング
第1位:電通 圧倒的シェア広告業界ガリバー
第2位:博報堂DYホールディングス 永遠の2番手
第3位:ADK アサツーディ・ケイ WPPと提携 アニメ関連が強み
第4位:ジェイアール東日本企画 その名の通りJRが保有する駅・電車・駅ビルの広告展開
第5位:東急エージェンシー | Tokyu Agency Inc. こちらは東急グループの広告会社
こうやってみると土地・交通を抑えずに純粋な代理店と言えるのは、上位3位と言えそうですね。ただ個人的には安定しているのはジェイアール東日本企画・東急エージェンシーかも?
海外ランキング
第1位:WPP イギリス ロンドンに本拠地を置く世界第1位の広告代理店グループ(ADKの株式の24.5%を保有する筆頭株主)
第2位:Omnicom (オムニコム) アメリカ合衆国 ニューヨークに本社を置く広告事業やマーケティング事業などなど
第3位:Publicis Groupe (ピュブリシス) フランス パリに拠点を置く広告代理店グループ
第4位:IPG(インターパブリック・グループ) 米国・ニューヨークに本拠地を置く世界100ヶ国以上で事業を展開
第5位:Dentsu Aegis Network もとはイギリス ロンドンに拠点をおいたが、は約 3,164 百万ポンド(円貨ベース概算では約 4,090 億円)電通がお買い上げで、100%子会社化された
以下略
第6位:Havas Group
第7位:MDC Partners
第8位:Alliance Data
WPP・オムニコムはあまり聞きなれないかもですが、海外では圧倒的ですね。
広告業界は、ブラックなのか?
国内最大手の電通ですが、デジタル広告の不正請求日本国内のデジタル広告サービスにおける不適切業務の発生について – ニュースリリース一覧 – ニュース – 電通
に加えて、元電通社員が過労死として認定していたことを7日、遺族側弁護士が会見で明らかにしました。護士側が入退館記録を基に集計した残業は、10月が130時間、11月が99時間となっていた。休日や深夜の勤務も連続し、12月25日に、住んでいた寮から投身自殺した。24歳東大卒女性社員が過労死 電通勤務「1日2時間しか寝れない」 クリスマスに投身自殺 労基署が認定 – 産経ニュース
「電通」には4代目社長吉田秀雄によって1951年につくられた電通社員、通称「電通マン」の行動規範とも言える「鬼十則」と呼ばれる非常に有名な言葉があり、若干ブラック感があるかも?
電通 鬼十則
1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。
こっわ。
業種・職種別の残業時間ランキング!
えっ、もしかして残業しすぎ? 業種・職種別の残業時間ランキング! | 20代の”はたらき”データベース『キャリアコンパス』- powered by DODA –
残業時間の少ない業種トップ10
1位 スポーツ・ヘルス関連施設……12.3時間
2位 薬局……12.4時間
3位 クレジット・信販……12.8時間
4位 病院……13.2時間
5位 専門店・小売店……13.8時間
6位 医療機器メーカー……13.9時間
7位 ホテル・旅館……15.0時間
7位 服飾雑貨メーカー……15.0時間
9位 士業関連……15.2時間
9位 投信・投信顧問……15.2時間
10位 化学・素材メーカー……17.5時間
残業時間の多い業種は、「広告」が1位。紙メディアである「新聞」が2位。Web媒体の「EC・ポータルサイト」が3位という結果に。業界全体的に、残業は覚悟したほうがいいかもですね。