【ドローン業界】もはや空の産業革命?!

ドローン業界
いやーついに初海外旅行カンボジアに行ってまいしました〜(´∀`*)ノシ    すごかったですね。アンコールワット・ベンメリア。まさにラピュタの元になったといわれても納得のクオリティでした。ちなみにお土産も一杯買ったのですが、無駄に数珠を7ドルとかで買ったりで、得なのかよくわかりませんが。。笑    大変楽しかったです〜皆様も機会があればぜひ!

さてさて今回は【首相官邸の屋上に侵入】して、【世界遺産の姫路城つっこんだ】話題のドローンをPickUpしました。(というか人間なら前科ものですね笑)

ドローン (drone)とは??

ドローン (drone)とは英語で雄のハチ(英語:Drone)を指す語句。転じて群体の一部(端末)、不活発な活動体、ハチの発するような音などを指す。by wiki

ということで、もとは蜂という名前がきている様ですね。無人飛行機(UAV=Unmanned Air Vehicle)が正規名称といえそう。当初は、命令を受けて自律飛行する飛行物体という意味だったものから、近年では、遠隔操縦または自律式のクワッドコプターマルチコプターを表す言葉として、メディア等で多用されるようになっているそうです。

また名称は蜂ですが、従来のラジコンとの大きな違いは、自動操縦テクノロジーを備えているかい否か。分かりやすいイメージで言うと、「高性能なラジコン飛行機」ですね。

ドローン業界の市場規模はどのくらい?

2015年の業務用ドローン市場は約30億円だが、2020年には約200億円、2025年には約440億円と拡大し、2030年には1000億円を超える! すげえ・・・です。ぽっとでなのに。。 後述しますが、算出方法で軍需・ホビーが抜かれているので、本体の売上も今後伸びしろはもっとあるかも。

ドローン業界 市場規模

ドローン市場の推移(出所:日経BPクリーンテック研究所)

上記は、日経BPクリーンテック研究所のドローン市場の推移予測です。農林水産業、行政、巡視・点検、計測・観測、撮影、輸送・物流、危険区域作業、アトラクションなど業務用途で使用されるドローンの普及シナリオから、業務用に販売されるドローン本体とドローンを使用したサービス市場を合計したものとのことです。算出方法は、同研究所2015年6月30日に発行した『世界ドローン総覧』

で明らかになった、世界の173機種のスペックからロードマップを作成。50以上の応用分野を分析し、シナリオを描いて市場規模を算出したそうです。また重要なのは、軍事・ホビー用途は含まれていない。さらにドローン名称に基づき(マルチローター(回転翼)ヘリコプター)を想定しているため、固定翼や無人ヘリコプターは対象から外したそうです。そのためか、ドローン本体の売上は著しく低くみえますね。。ただビジネス活用を考えれば、実態には近いのかもしれません。

ドローン業界3大メーカー

3DRobotics(スリーディーロボティクス) – USA

3DRobotics は、アメリカのベンチャー企業。2012年までアメリカ合衆国の雑誌Wired編集長をつとめた、クリス・アンダーソンがCEOです。企業としてはもちろんですが、クリス・アンダーソンの先見性の高さは特筆。ニューヨーク・タイムズのノンフィクションベストセラーリスト【ロングテール】や、商品やサービスを消費者に無料で提供する価格モデルの可能性を検証した【FREE】などベストセラー作家の一面を持ちます。

2点目は、3D Robotics社が提供するDIY(Do It Yourself)ドローンのプラットフォーム「DIY DRONES」は会員35,000人以上、月間のPVは200万を超えるそうです。関連商品販売による収益にも、ユーザーの声を直に拾えるプラットフォームを持っているという点は大きいですね。(優秀な人は雇っちゃえばいいし笑)

3点目は、世界初の「スマートドローン」をうたう現状最強のクアッドコプター「3DR Solo」のリリースでしょうか。

詳細は動画みていただければと思いますが、「世界初のスマートドローン」と自称するだけあって、小型カメラ「GoPro」を搭載してのストリーミング配信機能や被写体追従の「自分撮り」機能などを備え、Soloはクアッドコプターとして驚異的な完成度を実現しています。3DR Soloは999.95ドル(約12万円)、別売りのジンバルが399ドル(約4万8000円)と高価ではありますが、ドローンの先端を言っているといっても過言ではない?

DJI(ディージェーアイ) – CHINA

DJIは、中国広東省深圳にある企業。創立は2006年と3DRoboticsよりも早く創業しています。 アメリカベンチャーキャピタルも出資しており、商用ドローンでは業界最大手と言われています。売上高は550億円と大変順調な模様。2015年08月05日には、ビギナー向けシリーズ新機種「Phantom 3 Standard」をリリースしました。

ただ機能面では3DRoboticsにかなり近く、価格帯も近いため差別化はしづらいかも? ただ最近よく見かける

Parrot(パロット) – FRANCE

Parrotとは、フランスのパリに本拠地をおく企業。1994年創業なものの、ドローンはおもにホビー用途だったものの、近年は商用にも注力中。売上高は338億円(内ドローン115億円)からもドローンはまだまだ部門と言えそう。ただParrotは低価格ドローンでは上記2社より先んじている印象。安いものでは1万半ばから手に入るものも。さらに水陸両用のドローンや小型ドローンなど、かなりホビーにより。

気軽な気持ちでドローンを試すなら、Parrotがおすすめ。ただバッテリーのなさを多く指摘されているので、余力がある人は、DJIか、3DRoboticsがいいかも。

自律制御システム研究所 - JAPAN

ついに我らが日の丸企業のご紹介。自律制御システム研究所は、千葉市稲毛区にある企業。もともとは千葉大学発のベンチャー企業。平成25年11月1日に正式に設立したばかり。期待したいところだが、まだまだ設立したばかりということもあり、まだまだ市場に与える影響も少なそう。ただホビーというよりは若干商用に向いているかも?

PRODRONE(プロドローン) - JAPAN

PRODRONEも我らが日本企業。2015年1月15日設立したばかりのベンチャー企業。東京都千代田区にオフィスを構え、用途は農薬散布、航空写真の撮影、放送用映像撮影用途の他に、先の原発事故や自然災害でも使われたように現場での測定・監視、捜索用途や、様々な学術調査等。また物資、荷物の輸送用途や建設・土木工事における測量、検査、調査用途なども今後増加が見込まれているとのこと。

おもに産業用ドローンを主に扱うと公言している上に、使用目的に合致した専用ドローンの開発設計、製作、安全に運用するための管理者への教習システムの提供、修理・定期保守メンテナンスサービスなどの支援サービスは特徴的。

microdrones(マイクロドローンズ) - Germany

microdronesはドイツ企業。2006年ドローン販売開始しており、現時点で1000機以上販売しているとのこと。うーんあんまり興味ない。。

ドローンメーカーまとめ

さてメーカーはこんなところでしょうか。やはり3Dロボティクス・DJIが牽引役らしく高価格高機能、パロットが一般受けの低価格ドローンのようです。ただ自分としては、純国産とくにサポートこみのプロドローンは応援したいです。

個人的に欲しいのは、デザイン的に3droboticsにGo pro くっつけたものが欲しいけど。お高いですね。。

各業界のドローンプレーヤーあれこれ

さてご紹介したのは【ドローンを生産するメーカ】なわけですが、こちらでは、プレーヤーをご紹介。

警備業界のセコムでは、小型飛行監視ロボットを使用したセキュリティサービスを展開する予定でしたが、延期のお知らせが。ただ今後のサービスに反映されるのは間違いなさそう。

建設業界のコマツでは、スカイキャッチ社の測量量ドローンを導入し、設定区域の上空を自動飛行するようプログラムし、センサーを用いて地形データを収集する。土木作業計画をドローンの作製した地形の3Dモデルにかぶせ、その後このデータを同社製の無人ブルドーザーや掘削機に送って作業を指示するとのこと。by wsj コマツ、ドローン活用で建設現場の自動化を一気に促進

物流業界のアマゾンでは、ドローンによる宅配サービス【アマゾン・プライム・エア】構想を発表するなど話題にことかかない。8つの回転翼のある小型無人機が商品を入れた専用ケースを自動でつかみ取り、物流センターから30分以内に購入者の玄関先に配達する。最大5ポンド(約2.3kg)まで積載でき、アマゾンの扱う商品の86%が該当し、配送範囲は物流センターから半径10マイル(約16km)が対象となるといった内容だった。

空の産業革命 もしくは安全? 空の法律

さて順風満帆に見えるドローン業界。問題があるとすれば法律か。米連邦航空局(FAA)が商用目的のドローンに対する規制を行っており、航空測量、建設現場の監視、石油リグのフレアスタック点検などにドローンを使用する。FAAはこれ以前にも映像制作会社7社に対して撮影用ドローンの使用を認めていた。

しかし利用可能なドローンは重量55ポンド(約25kg)未満で、操縦者から視認できる範囲の高度500フィート(約152m)以下、飛行速度は時速100マイル(約時速160km)という点で、【アマゾン・プライム・エア】の認可が下りなかった。

では日本ではどうだろうか。ドローンが縦横無尽に飛び回りニュースになるが、もっとも重要な論点は、航空法の未整備にある。航空機の運航に危険を及ぼす空域での飛行が禁止され、航空路管制圏等以外の場所でも上空250メートル以上の高さを飛行させることはできない。

また民法により、上空数十メートルの高さであっても、他人の土地の上を飛行させるのは、その土地の所有権を侵害することになる。さらに道路交通法により、公道上の飛行は同法違反の可能性もあるものの、ドローンはまだ適応外といったところ(確かに頭の上を、10kgの鉄の塊が飛ぶのはちょっと。。)

事実セコムも日本政府が小型無人機(ドローン)の新たな運航ルールの骨子をまとめ、その骨子に則った航空法改正案の早期の成立を目指す方針との報道を受けて、整ってから再考するとのこと。やはり今は様子見がいいかも。

空の産業革命は法律次第

各社大量生産が可能になり高性能化が進めば、無人航空機システムの世界市場規模は右肩上がり。まさに【伸びる業界】と言えそう。海外では実用事例が進んでいるものの、先述の【アマゾン・プライム・エア】の例にように、模型飛行機の延長戦で法整備がされれば、業界の伸びは確実に鈍化となる。

現時点では死者は出ていないものの、Youtube でドローン墜落の動画が流れるなど、産業と安全が天秤にかかる良例とも言えそう。

おすすめリンク

一般社団法人 日本UAS産業振興協議会

補足

いやー長かった。。笑 ただ世界遺産や、自然など写すときにもはやドローンを見ないこともなくなってきましたし、うまく共存したいですね。ただ素人運転で、ブンブン頭上飛ばれても嫌なので、業界の成長と安全ぜひ両立させてほしいですね〜。

アンコールワットの外観を3DR SOLOで撮りたかった(お金はない)!!!

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