コンサルティング業界の概要
コンサルティングとは企業が抱えるさまざまな経営課題に対して、解決案を提案から、場合によっては実行を行い、それに対して、対価を得るコンサルタントとしての一連の流れ活動となります。また経営課題とひとくくりにいっても、様々な課題があり、業界としても総合コンサルティング、戦略系、シンクタンク系、メーカー系、人事系、金融M&Aなどに分類できます。総合系コンサルティングの定義としては、経営戦略だけでなく、人事、M&A、法務、システム導入や、FAS(Financial Advisory Service)、特定業種などコンサルティングの中でも、最も多くの種類のコンサルティングを行う場合が多い。アクセンチュアなどが代表格。全社の戦略や、M&Aなどの事業統合サポート等、経営トップレベルのコンサルティングを軸としています。
業界動向
コンサルティング業界は年々市場拡大しており、2013年の市場規模は、5.9%増の3014億円。さらに2014年は企業業績が上向いたことで、さらなる市場拡大が予想されます。またリーマンショックの影響から、コスト削減の案件が多かった物の、現在では企業業績が回復したことにより、新規事業の開拓から、収縮する国内を見据えて海外展開を考える案件が増加しています。また大手企業に限れば、ビッグデータや、事業に関わるデータを解析するアナリティクス案件が増加しています。また大手企業の経営課題の認識としては、今までは、収益性の強化などが重用しされていたが、近年は企業本質の人材の強化(人材系)の案件を求める企業が増加しています。一時的なコンサルティングだけでなく、長期的な戦略を築く上で、社内の人材に目を向けた形になります。
コンサルティング業界ランキング
各社売り上げ非公開のため、上記の分類別に大手企業をピックアップしました。
総合系
アクセンチュア、アビームコンサルティング、日本IBM、デロイトトーマツコンサルティング、プライスウォーターハウス、クニエ
戦略系
マッキンゼー&カンパニーインコーポレーテッドジャパン、ボストンコンサルティンググループ、ATカーニー、ベインアンド、カンパニージャパンインコーポレイテッド、ローランドベルガー、プライスウォーターハウスクーパースストラテジー、アーサーDリトル、コーポレイトディレクション、ドリームインキュベータ、経営共創基盤
人事系
マーサージャパン、タワーズワトソン、日本エスエイチエル、ヘイコンサルティンググループ、エーオンヒューイットジャパン、リンクアンドモチベーション
金融M&A系
GCAサヴァアン、日本M&Aセンター、ラザードフレール
シンクタンク系
三菱総合研究所、野村総合研究所、日本総合研究所
メーカー系
日立コンサルティング、富士通総研
コンサルティング業界の市場規模
2868億円と他業界に比べると若干少ない印象かもしれません、
業界の今後
先述の通り、新規事業やグローバル案件の増加や、人材強化の案件が増えているため、総合系、戦略系、人事系のコンサルティング会社は特に有望に思います。
業界関連のオススメサイト
IDCジャパン
http://www.idcjapan.co.jp/